鏡合わせの恋
恋じゃあないんだけど
極めて恋に似てるんだと思う。
あの子は私にとって鏡のような存在で、粗末でみっともない私とは対照的に輝く存在。その鏡を覗き込むようにいつも見入ってしまう。あまりにも見入りすぎて首とか痛くなるくらいにね。
心が軽やかな時は別に何も考えてない、
深く考えないであーただただ好きです会えてうれしー!たのしー!すきー!みたいな軽い気持ちで話せるというのに少し拗らせると童貞か何かみたいに構えて顔までぎこちない表情になって言葉すらろくに出ない。
鏡合わせのあの子を恋するように愛してる。
それは面と向かってはとても言えないけれど
永遠にこの鏡が割れることなく在ってくれるだけで幸せに思う。